家族の影: トラウマとの闘い

今回は私の家族が私に与えた影響について語りたいと思います。

父が亡くなったとき、私は小学校高学年でした。その時、兄は高校生で、思春期の多感な時期に父を失ったことで、母に対して怒りをぶつけるようになりました。その喧嘩は、絶え間なくほぼ10年にわたって続いていました。毎日、兄と母の怒鳴り合いの喧嘩を聞くことが日常となりました。

喧嘩の声は大きすぎて、近所の人からは引かれたり、私に「大丈夫?」と声をかける人も。でも大丈夫って言うしかないし、何より恥ずかしかった。
その結果、私は大きな音や怒鳴り声がトラウマとなり、周囲にビクビクするようになりました。喧嘩をしてほしくないので、母と兄の会話を折ることに必死でした。

この経験が私に与えた影響は大きく、自尊心の低さや他人への依存、早すぎる自立や完璧主義、リラックスできないこと、自分の意見を言えないことなど、様々な形で現れています。この家族の影響から、私はアダルトチルドレンとしての自分を認識するようになりました。

現在、母とは普通に電話する仲ですが、完全に気を許せる関係ではありません。兄とは連絡を取ることはありません。私は彼らをまだ許すことができません。彼らが直接私に何かしたわけではありませんが、彼らの喧嘩が私の存在を無視し、非暴力で存在していないように見られていることが辛かったのです。

この家族のことを思い出すのは辛いことですが、少しずつその経験を紐解くことで、自分自身を癒していく方法を模索中。
まだまだ道のりは長し。でも私は私を知りたい。